【短編】7月は天国と地獄の繰り返し?

2022年7月、

月初めは自分にとって地獄のような感覚だった。

なぜなら大学の出願書類の不備の問題から始まったから。

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不備があってすぐに通っていた学校の先生に相談をした、が、対応をしてもらえず。仕方なく自分でオフィスに行くことにした。その前日には自分の周りの友達に連絡をいっぱいした。ほとんどの友達は当たり前のようにもう手元にオモロガシオンを受け取っており、みんな

“絶対に大丈夫だよ、待てば必ずもらえるはず!!!”

と言って私を慰めてくれた。もちろん嬉しかったしその言葉を信じたかったがその時に既にもう無理なのではと薄々感じていた。

とにかく不安で仕方なかった。そしてすごく内心焦っていた。

 

もしこのままずっと書類を受け取る事ができず出願ができなかったら、、、と考えると。

 

先生にも日本にいる親や高校の先生にももうスペインで大学に行けないかもしれないと泣きながら伝えた。母は特に心配してくれたと思う。

 

完全にスペイン内の大学に出願ができないとわかった日、急いで行動しないとこのままずっと不安定な状態が続いて大学に入学することすら嫌になってしまうと思った。だから親と電話をしながら慎重にそして何日間か集中して大学探しを始めた。落ち込んでいてはもう終わりだから、。

そしてコンタクトを取れそうな学校や留学サポートなどにメールを送りまくった。と言っても5〜6校くらいだった気がするけども笑。そして全てのところからしっかり返事が返ってきてその中でも特に魅力的だと思った大学に絞って頑張ることにした。

その大学の入学条件は

  • 英語のテストで一定以上の点数を取ること
  • Motivation Letter を書くこと
  • 面接をして志望動機などをしっかり話せるようにしておくこと
  • 高校の証明書類

だった。

まず初めは1番不安だった書類系、これは1番最初に大学の先生にメールで書類を送りちゃんと不備がないか確認してもらった。その結果問題がないと言われとりあえず残りのテスト類に集中しようと思えた。

英語のテストはオンラインでできるものを言われたので少し勉強した後すぐに挑んで結果思ったよりいい点数が取れて合格。願書は英語で書く前に日本語で文章をまとめてから母が中心となって自分の周りのお世話になった先生や仲良しの英語のネイティブの先生などに助けてもらい自分でもびっくりするくらいの完成度となった。そのおかげで面接の時には願書についてとても褒めていただき、また英語に慣れてない私に対してすごくしっかり受け答えをしてくださって見事合格をもらう事ができた。

その日は地獄から天国まで行ったような気分だった。

改めて即行動することの大切さを再確認できたような気がした。そして自分の長所、ポジティブ思考のおかげで気持ちの切り替えをしっかりして立ち直って頑張る事ができたと思う。

 

そして7月最終日、また私に不運が待ち受けていた。

詐欺だ。

まさかここにきて詐欺に遭うとは思っていなかった。人は焦っているとこんなくだらないことで騙されてしまうのだと、。そして8月頭、見事に350€持ってかれてしまった、、、

(詐欺の手口や詳細は次回記事にする予定🫠)

 

7月は異様に長く感じた。

良いことと悪いことが同時に起こった月。

一生忘れない(笑)。