【短編】コスタリカのホストブラザーについて

自分がコスタリカに留学していたときのホストブラザーとのお話をします😃

 

コスタリカのホストファミリーとは今でも連絡を取るくらい仲がいいです。

が、実はコスタリカの留学中はホストブラザーと仲良くなれませんでした。

 

その理由として自分が今まで兄弟を持ったことがない、しかも自分より2つ年上の、そしていっつも部屋でゲームばかりしている、、、

ホームステイが始まって最初の方は自分がスペイン語をうまく話せなかったということもあり本当に話せなかったです。また、ブラザーは午前仕事、午後学校など、生活リズムの違いから中々話す時間がなかったというのも理由の1つです。

ただ、よく家に来ていたブラザーの友達らははるばる地球の反対側から来た私に興味津々でめちゃくちゃ話しかけてくれてすごく仲良くなることができました(笑)。

彼らはとってもフレンドリーなのに対し、ブラザーは少しクールキャラだったようです、、、

 

ある日の学校の授業中、友達が可愛いミサンガを作っていました。それを見て私も作ってみよ〜と軽い気持ちで始めたところ、、、めちゃくちゃハマってしまいました😅

気づいたらたくさんストックができ、それがまた友達からの評判が良かったので仲が良かった子から配り始めました!そして家に帰ったらまた作る。ハマってた時は時間さえあれば結構ずっと作っていた気がします。

 

いつしかファミリー内でもプチ話題になっていました。

 

その頃はよく学校から帰ってきて着替えたらすぐにリビングにてマザーと話しながらミサンガを作り続けました。その様子を仕事帰りのブラザーもよく見ていたみたいで、、

 

ある日

“ミサンガ1つもらってもいい?”

記憶に違いがなければブラザーから話しかけてくれたのはほぼ初だったと思います。

“もちろん!!!”

 

そしてかなり気に入ってくれてブラザーが友達らにこのことを言ってくれました!

そして私はブラザーの友達らにもミサンガを配りました。

 

でもきっとすぐに外して捨てちゃうんだろうな、、、そう思っていました。

 

 

もうなんとなく察しているのではないでしょうか??

 

そうです!!!

ブラザーは外すことなくずっとつけていてくれました!

 

ブラザーの友達のうちの1人のミサンガが切れてしまって新しいのをもらいにきた時には、、、

“俺のはまだ切れてないよ!見てのあ!”

と言ったのです。

 

これには本当に驚いたと同時にすごくすごく嬉しかったです。

 

最終的にはボロボロになってほぼ切れかけていましたが私が帰国する時までミサンガは彼の左腕にしっかり残っていました💍

 

そして帰国時、最後のお別れにて。せっかく一緒に住んでいるのに上手くコミュニケーションが取れなくて後悔したということ、自分が初めての兄弟を持ったことで戸惑ってしまったことなど正直に伝えました。そしたらブラザーも初の年下の、しかも日本人の妹ができたことに嬉しかった反面どうやったら上手くコミュニケーションが取れるのか悩んでいたようです。そして

”次にあった時は今回よりもいっぱい話そう、のあのコスタリカでの居場所はいつでもここだからね!”

と言ってくれました。

 

留学中に親しくはなれなかったけど、終わった後に改めてコミュニケーションの難しさ、そして兄弟がいることの意味について学べた気がします。そして私は留学中にたくさん思い出を作ることができましたが、ブラザーとの関係に関しては本当に悩んだことの1つだったので最終的にいい方向になってこれぞハッピーエンドだなと思いました!

この話はコスタリカ留学で上位に入るくらいすごく印象に残っている出来事の1つです。